18歳の時、家を飛び出し、ピアノのない生活をおくって15年。3歳から15年続けてきた演奏の腕は見事に落ちた。バレリーナと同様、ピアニストも毎日の練習を怠ってはいけないといわれていたのに。
大切なピアノ人生を棒にふったかに見えた私に、
マーケッターとして独立して間もない頃、「へえ、ピアノできるんだったら、うちの店で弾いてみてよ」といわれたのがきっかけで、ノスタルジックピアニストマーサが誕生した。おかげでその後、5年間、恵比寿・六本木・赤坂…と転々としながらも、今は毎月はるばる野田のお店へ弾きに出かけるのが楽しみだ。
田舎の父親が上京すると一緒に食事をしてくれたり有難い「田舎者のメサイア」でもある。
これからも、一緒に面白いアイデア、心あたたまるサービスを追求し、お客様に喜んでいただけたら…と思っています。
この出会いがなかったら、きっと一生弾けなかったと思うと足を野田に向けて寝ることはできません。
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