アンベ・クアトロというお店のマスター。本場ラテンのバーを30年以上も経営されている。クアトロというのは4番目という意味で、開店でのオープンにはじまり赤坂まで4回の転身?を図ってこられたそう。
もともとは、赤坂で演奏していたころ、お客さんと二次会ご案内の場所として一緒に流れていたのであるが、この店がなくなると聞いて、これはいかん!と思い、急に通い、親密になった。
この店の壁は、世界中の著名人たちが来店した際に心を込めてサインでいっぱい。ひとつのウォールアートになっている。この名物壁を壊すわけにはいかないということで店は予定していた閉店を急遽変更、再び開店という運びになった。
マスターはもともとロスインディオスというラテンのグループで活躍されていた本物ミュージュシャン。今は、ラテンを若い人々に教えながら、またメキシカンバンドのマネージャーをしながら、この店を守る。第4回マーサ倶楽部の会場としてもお世話になったが、タコスが美味しい店としての感謝に加え、この赤坂のステージで演奏する機会をいただいたり、またマスターとのラテン共演も挑戦させていただいたりと、とってもアートなおつきあいをさせていただいている。普段は物静かで、いつもねむそうなマスターであるが、ひとたびギターを握ったら、またメキシコや音楽の話が始まったら目が輝く。
いつまでも元気に、東京でのラテンの火を絶やさないでくださいね。素敵な音色と美味しいタコスに感謝。